【訪問看護】最高の情報共有プラットホームとは
訪問看護ステーションを運営、またはマネジメント視点で関わっている方であれば、一度は考えたことのあるテーマかと思います。今回は、訪問看護業務をするにあたって、最高の情報共有のプラットホームとは、というテーマでお話ししていきます。
なお、ここで記載する”最高の情報共有プラットホーム”とは、目次のすべての機能を満たすシステム、と定義します。
筆者自身、こんなソリューションがあったらいいな、をイメージしながら解説していきます。
この記事は以下のような人におすすめです
- 業務改善をしたい
- 情報共有のために扱っているツールが多すぎる
- 確実かつ円滑な情報共有でリスクを回避したい
- 訪問看護事業を成功させたい
1.チャット機能が搭載されている
スタッフ間のコミュニケーションツールとして、チャット機能は便利です。相手の都合に合わせてコンタクトを取る必要もありませんし、文章として残るので、言った言わないの問題も起こりにくいでしょう。
また、コメントの追加や追記が手軽にできる為、情報発信のハードルも低いと言えます。
さらに、特定のメンバーにのみ共有したい情報等を扱うこともできるので、グループ編集機能が付加されていればなお良いでしょう。
2.スケジュール機能が搭載されている
訪問看護業務においてスケジュール管理は必須です。主にSaaSの普及で、ホワイトボードやエクセルでのスケジュール管理をする事業所は減ってきているはずです。スケジュール機能に必要なスタッフ・利用者等のデータは基幹データベースを参照する形にすれば、データベースの散在も防ぐことができるでしょう。
また、データベースを同じくしていれば、スケジュール機能を扱うページから直接利用者等の情報を見に行くことも実現できます。
なお、基幹データベースの必要性についてはこちらの記事で解説しています。
3.データベースに紐づけられている
「顧客(サービス受注先)やサービス利用者のデータベースなんぞないわ!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、請求支援システムがすなわちデータベースです。
近年は請求支援システムの機能が拡張し、チャット機能やスケジュール機能を搭載していることも少なくありません。
共有される情報がデータベースに紐づけられており、(情報を)流し込まれる場所が決まっていれば、常に最新かつ正確な情報を特定のツールで共有することが可能になります。
4.数が1つである
そもそも、情報共有のためのツールが散在しているケースは多々あります。
まず社内のチャットツールで、次に電子カルテで、次に社外のチャットツールで、社内のスケジュール管理ツールで・・・とキリがありません。
情報共有の場が1つに絞られていればかなりの業務負担軽減になるでしょう。
少なくとも社内においては1つに絞れるとベターです。
社内のツールを利用して、社外のツールに共有したい情報を転記できるようなフローにすれば効率的でしょう。
5.まとめ
いかがだったでしょうか。情報共有は訪問看護事業においては最も重要視される業務の一つです。より良い情報共有の在り方、それに関連した最小限かつ確実な業務、実現するシステム(業務フローやツール)について、日々考えていく必要があるでしょう。
まずは自ステーションを客観的にとらえることから始め、課題やゴールを明確にしていく必要があるでしょう。